某カルト教団のもうひとつの「大罪」
某カルト教団の経済的被害が問題になっておりますが、このカルト教団のもうひとつの大罪は、「親子関係を壊すこと」です。つまり、甚大な精神的被害です。
この教団には、親を取られた子供だけでなく、子供(若者)を取られた親も多くいます。
これが、どれだけ親を傷つけ苦しめるものなのか、想像して頂きたい。
大切に育てた愛しい我が子が、ある日破壊的カルトに関わっていると知る。それだけでも大変なショックなのに、それに反対すると突然牙をむきはじめ、親を憎しみの目で見つめ返す我が子。ガリガリに痩せて凶暴化する我が子。人格が豹変し、何かに取りつかれている様子の我が子。
これは親にとって、想像を絶する苦しみがあります。
成長を楽しみに育ててきた我が子が反社会勢力へ向かう姿は、親にとって深い絶望以外の何者でもありません。悲しみのあまり、1年以上泣き続けた知人もいます。
また、この教団のために消息不明になった大学生や社会人が世界中にいます。
娘の大学でも地方出身の同級生が入学早々、学食で声をかけられた人に洗脳され、約半年後に消息不明となりました。
親御さんのご心痛を察すると、胸が潰れる思いです。教団内にも親となっている人が大勢いるのに、なぜそんな酷いことができるのか?なぜ親を憎むように仕向けるのか?なぜ命を懸けて産んだ大事な宝を奪うのか!もはや人のすることではないです。腹わたが煮えくり返る思いです。
若者を洗脳するということは、子供を誘拐して「不信心者は誰でも殺せ」と洗脳するISISと内容は違えど、やっていることは同じです。
「ジハードって楽しそうだ」ISIS崩壊後、洗脳された子供たちは...|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ではなぜ、マインドコントロールされた若者は親を避けるのか。
理由は複数あります。
①信者以外はサタンの血統だと教えられたから。
(でも信者になると浄化されるって、一体どんな血なんだ?透析でもするのか?)
②自分が活動を続けないと、「親が地獄へ落ちる、先祖が地獄で苦しむ」と言われたから。
(親や先祖を救うために頑張っている良い子ですね。)
③教団内の恋人や権力者に命令されたから。
(もはや思考力はゼロですね。)
私からしてみれば、③はもっとプライドや主体性をもってほしいし、①②は疑問を呈する内容ばかりです。
現代において、いい年をしてサタンとか地獄とか本気で信じているのでしょうか?(たぶん、信じてるんだろうな)
メルヘンかと思いました。
そして献金/販売/勧誘/信心で、どうやって地獄から人が救えるのでしょうか?!
ボヤ~としたこと言ってないで、その方法と手段についてぜひ具体的にご教授願いたいものです。
亡くなった人には「地獄で苦しんでいる」と言い、生きている人には「これから地獄へ落ちる」と言い、何でもかんでも地獄へ結びつけようとします。地獄って便利な言葉ですねぇ。珍味を売れば地獄へ行かなくて済むの?
つまり結局は不安を煽って「金出せ!金儲け手伝え!」ってことですよね?
そんな活動に加担するひまがあったら本業をがむしゃらにがんばって、今生きている家族と自分の幸せに向き合ってもらいたいものです。現実世界がうまくいかないからって、メルヘンに逃げたり権力者に頼ったりしたらだめでしょ。そんなのうまく行くわけないでしょ。世の中、何事も自分の力で頑張らなきゃだめでしょ。
そしてこの教団の活動は、絶対に親を救うことにはなりません!むしろ逆に親を絶望の地獄へつき落とします。親を救いたければ、無意味なことはやめて早く目を覚ますことです。教団関係者とはきっぱり縁をきることです。
そしてもっと宗教学を学んでほしい。この教団が原因で作られた「フランス 反セクト法」を知ってほしい。世界から憐れみと軽蔑の目で見られていることに気づいてほしい。自分の頭で考える習慣を身につけてほしい。現状が辛いなら人に相談したり転職したり心理士さんのところで治療したりしてほしい。サタンと地獄が大好きなメルヘンヤロウについていっては絶対にダメでしょう!
さすれば教団の活動が、いかに悪質なものかわかるはずです。
無知は絶対にいけません。知識は身を助く、です。
「××平和××家庭××」とか言ってるけど、この教団が一番、世界の平和と家庭を乱しているんじゃないかな。
本当に怖いのはサタンや地獄ではなく
「善人を騙してお金を巻き上げる人間」です。本当に迷惑な教団です。
関係者は「自分の判断が間違っていた」と認める勇気を持って頂きたい!早く撤退して少し休んだら、人生リセットしましょう。気持ちを切り替えるのに数年間は辛い思いをするかもしれませんが、その先には安らぎと楽しい自由が待っています。
大丈夫です!人生はいくつになっても、いつでもリセットがきくものです!
それではまた。
いつもありがとうございます。
参考記事:
プレジデントオンライン
東スポWeb