複雑性ＰＴＳＤってとても深刻で、しかるべき治療が絶対に必要ですよ
複雑性ＰＴＳＤの
治療には
- 安全な環境
- 安心できる人
- 生活管理をしてくれる人
が整った上で
適切な、心理的＆医療的治療
を長期に渡って
行う必要があります！
安全な環境下でないと
心理的治療が行えない
と臨床心理士さんからも
教わりました。
複雑性PTSDは
「 ストレスを取り除いたら治る」
「望みが叶ったら治る」
というような安易な病気ではなく、
自然治癒はありえませんし
治療せずに、放置しておいたら
どんどん悪化して
衰弱していきます。
そしてPTSDというものは
ストレス環境下ではなく
「ストレスの元凶が去った後」に
初めて、現れるものです。
ところで、ＰＴＳＤというのは
大きく２つに分けられます。
①単純性ＰＴＳＤ
災害、事故、事件など単体で
強いストレス（生死）を
感じたときに、起こる症状。
②複雑性ＰＴＳＤ
いじめ、虐待、
カルトによるマインドコントロール
など、長期にわたるストレスで
起こる症状。
うちの娘は昔、
相貌失認による生きづらさと
カルト塾講師による数年間の
マインドコントロール
（暴言、暴力、生理現象に激怒される、なども含む）などによる
ストレスが原因で
複雑性ＰＴＳＤを発症したことが
あるのですが
- 無気力、絶望
- 無感情
- 無表情
- 人づきあいができない
- 恐怖、不安
- 食欲不振、不眠
- 解離性障害（記憶飛ぶ）
- フラッシュバック
- 感覚過敏
- 強い自己否定
- 極度に声や音を怖がる
- 動作が緩慢になる
- ぼーっとする
- 思考力がなくなる
- 痩せる
- 離人症
- 自罰的になる
- 加害妄想
- 自分の身の周りの世話ができなくなる
- 好きなことができなくなる
- 時間感覚がなくなる
- 無口になる
- 辛い記憶が抜け落ちる(そのため、原因が発見されにくい)
という多数の症状に悩まされ、
パニック障害も併発してしまい
2年ほど、完全に
日常生活も社会生活も
送れなくなってしまいました。
（同塾の他の子も発症しています）
複雑性ＰＴＳＤの状態では
自分の意思を通す、なんてことは
絶対にできません。
それどころじゃありませんって。
幸い、紆余曲折を経て
良い医療関係者に恵まれて
現在は、元気になりましたが
当時は、寝たきりになり
死にたくなるほど
辛い思いをしました。
寝ても覚めても
四六時中、
フラッシュバックに悩まされ
夜中にウロウロ徘徊していたことも
あります。
生きているだけで苦しいという
状況が、続きます。
笑顔もなく、無表情になり
起きたり食べたりすることさえも
難儀そうでした。
廃人みたいになります。
複雑性PTSDは、日常生活に
多大な支障をきたす
大変深刻で苦しい病気なのです。
冒頭でも申し上げましたが
治療するには
- 適切な医療行為
- 周囲の深い愛情
- 安全な環境下
が、絶対に必要です。
従って、複雑性PTSDを
「願いが叶えば治る」
というような
ワガママ病みたいに
思われたら、心外です。
そんなのでは、絶対に
治りません！
本当に複雑性ＰＴＳＤで
苦しんでいる人に
失礼だと思いました。
それではまた。
いつもありがとうございます。