幸せは凡庸の中にある
幸せは凡庸の中にある。
そう気づけない人は
いつまでも
何かを追い求め続け
いつまでも
幸せになれないと思う。
たとえば
わたくしと主人は、仲が良い。
(娘とも仲が良い)
別にノロケているわけでは
ない。
結婚して31年の歴史の中で
主人のことを
「コンチクショー」とか
「なんでこんな人と
結婚したの?」
とか、憎々しく思ったことも
数知れず。
(お互いさまですね)
互いに、趣味も違えば
育ってきた環境もバラバラだ。
年齢も、離れている。
だが、結局
根底では、わたくし達は
よく似ている。
贅沢品には、興味がないし
無駄な出費も、しない。
動物(特に犬)や自然を愛し
絵や音楽などの文化的な
ものを愛する。
食の好みも、よく似ている。
また、二人とも
リアリズム(現実主義)で
占いや神よりも、自分自身の判断や
経験を信じている。
分不相応なことを
絶対にしない。
互いが
心から大切に思っていることを
踏みにじったり
バカにしたりなど
決して、しない。
いざというときは
必ず、互いの味方となる。
つまり
お互いの境界線を保ちながらも
お互いを安全地帯としている。
わたくしは、この「安全地帯」が
あるか否かで
心の持ちようが変わって来る。
地位も名誉もなく
一介の主婦であるわたくしだが
安全地帯を持ち、
五感を自由に感じられる日々を
過ごす。
決して、自分の心を
ごまかしたりしない。
人生、辛く
やりきれないことが多いが
それだけで
わたくしという人間は
充分に、幸せな人間なのでは
ないだろうか。
それではまた。
いつもありがとうございます。