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パニック障害が寛解した娘に行った4つのこと

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重度のパニック障害

だった娘。

 

(注:パニック障害は、ストレス環境下で発症しやすいと言われていますが、心因性というよりも、体質的な病気です)

 

治療を開始して

2年以上経ちますが

 

かれこれもう1年8か月以上

発作が起きていません。

現在は普通の生活が送れています。

ほぼ寛解です。

 

そこで、パニック障害寛解に

向けて行ったことをまとめて

おこうかと思います。

 

少しでもパニック障害の方への

ご参考になれば幸いです。

 

それではどうぞ。

1.ストレスから離れる

パニック障害は、

ストレス環境下にいる時に

発症しやすいと言われています。

 (注:原因不明の場合もあり)

 

そのため

ストレス環境下にいると

いつまでたっても治療が

はかどりません。

 

なるべく早めに ストレス「環境下」

から一旦、離れましょう。

 

しかし、離れるだけです。

 

具合の悪いときは、判断力思考力が

にぶっているため、転職や退学を

考えがちですが

 

治ってから組織がガラリと

変わってしまうと、かえって

ストレスですし

 

改めて就活や受験をするのも

かなり大変です。

 

冷静な判断で態勢を整える

日がくるまで

安易に組織を辞めないように

した方が良いと思います。

 

ただしストレスの元凶が、

身近な「人間」だった場合は

話は別ですね。

2.医師の指示に従う

①服薬

②有酸素運動

③アルコール禁止

④一喜一憂せず、月単位で考える

⑤発作誘発要因を避ける

 

服薬中は基本

アルコールはダメです。

 

有酸素運動とは

  • エアロビ
  • ラジオ体操
  • ウォーキング
  • 早歩き
  • ストレッチ
  • エアロバイク

などです。

 

運動は、無理しない程度に

毎日行いました。

現在も散歩とエアロビは

毎日続けています。

 

有酸素運動は、本当に効果が

ありますよ!

 

しかし

激しい運動は、ダメです。

乳酸が溜まり、逆に発作を誘発して

しまうからです。

  

かといって、寝てばかりいても

乳酸が溜まってきます。

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発作を誘発しやすいものは

  • たばこ
  • カフェイン
  • 炭酸飲料/二酸化炭素
  • 夜更かし
  • 乳酸

などです。

 

娘の場合は

  • 炭酸飲料
  • 二酸化炭素(人混み)
  • 空腹時
  • ストレス環境下
  • 運動不足(乳酸)

でよく発作が起きていました。

典型通りですね。

 

パニック障害の発作は

発作グセがつくと、脳が敏感になり

次の発作を呼び起こしやすく

なります。

 

従って

発作を起こさせない状態を

長くキープする必要があります。

 

そのためにも

我慢しないで薬を飲んだり

環境を整えたりする必要が

あります。

3.できることを行う

具合の良いときは、活動します。

 

無理しない程度に 

  • 家事
  • 買い物
  • 勉強
  • 趣味
  • 有酸素運動

などを行います。

なるべく普通に過ごさせるように

しました。

4.食事・睡眠・規則正しい生活 

たんぱく質、鉄多め。

たぶん、これは鉄則です。

 

特にたんぱく質は、1日60g以上を

目指していました。

そのためにはプロテインや

サプリも利用しました。

 

そして

  • 夜9時頃就寝
  • 朝7時頃起床

を心がけさせました。

 

規則正しい生活を習慣づけると

自律神経が整う、本で読んだ

からです。

(多少の時間ズレはありました)

 

こういったことを、具合の悪い本人

自身が一人で管理するのは

できなくはないと思いますが

結構、大変だと思います。

 

従って、パニック障害の程度にも

よりますが

 

入院できるなら入院するか

自宅で誰かサポートしてくれる人が

いればお願いするか、した方が良い

と思います。

 

娘の場合は、だるくても一旦

朝7時半までには起きて

(起こして)朝日を浴びて

朝食を食べ

 

その後もまだ体がきついようで

あれば、あとは寝てもOK!

というルールで過ごして

いました。 

5.最後に

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体質はすぐには改善しません。

 

体質改善には1~2年ほどかかる

思っていた方が良いです。

 

私が一番気を付けていたことは

とにかく発作を起こさせないこと

です。

 

発作が起きそうになったら

すぐ薬! ←これ大事。

 

それと「絶対に良くなるから安心

してね!」と安心させる

ことです。←これも超大事!

 

神経が高ぶっているときは

アロマも利用しました。

 

まとめますと

  • 服薬
  • 安心
  • 栄養
  • 睡眠
  • 有酸素運動
  • 規則正しい生活

です。

 

パニック障害の方が一日も早く

お元気になられますように!

 

それではまた。

いつもありがとうございます。

 

尚、上記の内容は、あくまでも娘の場合ですので、これで寛解できるかどうかはには個人差があると思います。予めご了承くださいませ。

 

参考図書:うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

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