<いじめっ子がサラッと謝罪してきた場合>
というわけで
加害者の方は、罪悪感が失せて
すっきりしているかもしれませんが
被害者の方は、まだいじめの傷が
癒されておらず、さらに
ひどい自己嫌悪感もプラスされて
しまいました。
泣きっ面に蜂、ですね。
被害者のいじめの傷は
すぐに癒されるとは思いませんが
せめて自己嫌悪感の方だけでも
取り除いてあげたいものですね。
では一体
どうしたらよいのでしょうか?
それは、民法の考え方を
利用すれば良いのです。
民法第96条第1項によると
「脅迫による意思表示は
取り消すことができる」
とあります。
今回のケースは
- 時間がない状況
- 急な呼び出し
- 大勢の前(集団圧力)
- 恐怖心
といった状況下だったため
「脅迫」とまではいきませんが
「致し方ない状況下だった」
と言えます。
つまり
「じっくり考えて返答する」
ことが、不可能な状況でした。
従って、被害者が思わず「いいよ」
と言ってしまった言動は
「自分の意志ではない」
と捉えることができるため
「後で取り消しても良い」
と結論付けることができます。
ならば
自己嫌悪を感じる必要は
ないですよね。
念のため、繰り返しておきますが
上記の状況下
- 時間がない状況
- 急な呼び出し
- 大勢の前での行為(集団圧力)
- 恐怖心を抱いていた
というのは程度が弱く、
脅迫とまではいきません。
従って
実際に意思表示を取り消せるか
どうかは不明ですが
「致し方ない状況下での返答は
自分の意志ではないため
後で取り消すことが可能」
という民法の考え方を
知っておけば
うっかり返答してしまっても
自分を責めなくて済みますね!
それではまた。
いつもありがとうございます。
(*^^*)