相貌失認がんばり隊

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ピンクレディはワタクシの仲間であり恩人でもある

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以前、過去記事でもご紹介した通り

私は完全な

左利きです。

www.sobo-aomogutan.com

昔は、左利きは縁起が悪いと

言われていたため

 

左利きに生まれてきても

親が必死で矯正しようとするので

完全な左利きの人は

一人もいませんでした。

 

だから左利きは珍しく

「あら?ぎっ〇ょなの?」

とよく驚かれました。

 

ですが幸いにも

それで人から傷つけられたことが

一度もありません。

 

みんな優しくニコニコと話すので

「ぎっ〇ょ」という言葉は

むしろ「特別な能力」の称号かと

勘違いしていたくらいです。

なんてオメデタイ私・・・。

 

それが差別用語だと知ったのは

成人してからでした。

あの時はホント

ビックリしたなぁ~。

( ゚Д゚)まじか~。

 

きっと

私が悲しい思いをしないように

周囲が気を使ってくれていたの

ですね。

 

このように

大人になってみると

 

子供の頃は気づかなかったけれど

親や周囲の人たちに守られて

育ってきたということが

よ~く分かります。

感謝感激ですね。

 

とは言うものの!

 

やはり

小学校高学年くらいになると

さすがにボケた私でも

 

もしかして左利きって不利か?

と嫌でも気がつくことに

なります。

 

例えば

  • ソフトボールの左利き用グローブがない
  • 利き足も左なので長縄飛びが苦手
  • 種類によっては彫刻刀が使えない
  • 給食の時に隣の人と肘がぶつかる
  • 横書きノートで手が汚れる
  • 習字がど下手
  • 裁縫の縫い目の向きが逆になる
  • 教えにくいと言われる

などなど。

 

日本は右利き社会。

 

うまく道具を使えない

自分って不器用なんだ、と

悲しく感じるようになりました。

 

しかーし!

 

ある日 のことです。

 

当時、絶大なる人気を博していた

ピンクレディーが突然

サウスポーという曲を

歌い始めたじゃあ~りませんか!

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(引用元:サウスポー 

阿久悠 作曲)

 

サウスポーの意味が

左利きだということを知って

ワタクシは驚愕しました。

 

だって、あの大好きな

みーちゃんとけいちゃんが

「わ~たしピンクの

サウスポ~」

なんて歌っているのですよ!

まさか!

でもこれ、私のことだ!

みーちゃんとけいちゃんは

仲間なんだ!と勝手に解釈しました。

(実際は違うけど、そこは子供) 

 

そして私は学年唯一の

完全サウスポー。

 

サウスポーのヒットを皮切りに

それ以降は

「ぎっ〇ょ?」ではなく

「サウスポー?」と

聞かれるようになりました。

 

また

サウスポーはカッコいいだの

運動神経が良いだの

頭が良いだのと

羨ましがる人も出てきました。

(現実はどうなの?

とかは突っ込まなくていいの!

( 〃▽〃))

 

当時の女子は

ピンクレディーの振り付けを

すぐさま真似して

あちこちで踊って歌って

いたものです。

 

みんな大好き

ピンクレディー。

 

いや~、ピンクレディーさん

本当にありがとうございます。

いえ、正確には作詞家の阿久悠さん

本当にありがとうございます。

 

日本の

左利きのイメージを

見事にくつがえして

くださいました!

 

サウスポーはカッコいいんだ!

サウスポーはカッコいいんだ!

サウスポーはカッコいいんだ!

♪ヽ(´▽`)/

 

ちょっとくらい不器用でも

いいさ!

だってみーちゃんもけいちゃんも

(歌の中では)

サウスポーなんだから!

と救われた気持ちになりました。

 

まさに左利きの恩人ですね!

 

そしてあれから早40年。

小学生の女の子だった私は

アラフォーになりました。

 

未だにサウスポーの振り付けは

バッチリですが 

踊るとぜえぜえはぁはぁと

息切れを起こします。

 

だから今は

 

わ~たし更年期のサウスポ~

わ~たし更年期のサウスポ~

(たららららららら

たららららららら)

キリキリ毎夜

キリキリ毎夜

息切れ 肩こり

はーりーけえーん!

 

いくらサウスポーでも

寄る年波には

勝てませーん!

 

それではまた。

 (*^▽^*)