(学習マンガ)「アビリーンへのバス」(パラドックス)
みなさんは
アビリーンへのバス
という言い回しを
ご存知でしょうか?
これは米陸軍の間で
よく使われている
言い回しです。
自分自身や人々を
けん制する時に
用いられます。
意味や教訓は後回しにして
とりあえず言い回しの起源を
マンガにしてみましたので
ご覧ください。
アビリーンへのバス
ちゃんちゃん♪
さて、この言い回しの意味と
教訓をご説明させて頂きます。
意味は
- 私達はまっさきに行動を起こす人の後を追う傾向にある
- 話の内容にかかわらず、雄弁な人・声が大きい人に同意しがちである
ということです。
たとえばある優秀な
ベンチャー投資家は
「自分の仕事仲間が
プレゼンの旨い人と
仕事ができる人を
見分けることができない
から困っている」
と嘆いていたそうです。
また、あらゆる専門家の中にも
すぐれた考えを
もっているのではなく
ただしゃべるのが
上手いというだけで
社会的地位の高い所に
いる人がいる
そうです。
従って米陸軍では
「われわれは
アビリーンへのバスへ
乗ろうとしているのでは
ないか」
と誰かが言えば
それは危険信号を
意味します。
「アビリーンへのバス」とは
内容を深く考えずに
雄弁者や発案者に
安易に従うと
全員(雄弁者自身でさえも)が
間違った方向へ
望んでもいない方向へ
進んでしまうこと
を意味します。
教訓は
- 声の大きさや雄弁さにつられないで内容をよく吟味すること
- きちんと相互コミュニケーションをとること
ではないでしょうか。
みなさん!
大きい声で
ハッキリ言うというだけで
間違った人に
安易についていかないように
お互いに気を付けましょうね。
!(^^)!
参考書籍:内向型人間の時代
スーザン・ケイン 講談社)
最後に「Thumbs〈親指たち〉」
という歌の歌詞から
ピックアップした内容を
載せておきます。
Don't belive everything that you hear
聞いたことを全て鵜呑みにしないで
Let it go through your left and right ear
右から左へ聞き流して
Don't just march to the beat of that drum
人の話に踊らされないで
Don't be one of the team people just twidding them thumbs
親指を回しているような奴ら(何も考えずに信じ込む集団)の一人にならないで
それではまた。(*^^*)