犬あるある。犬化する人間たち
我が家の喜怒哀楽は
すべて犬語で行われる。
たとえば
怒り・否定は 牙をむき出し
ウー!
困惑・悲しみは 眉毛を下げて
スイーッ スイーッ
呼びかけ・警告は 真顔で
ワンッ!
喜び・興奮は 体をくねらせ
あ”-ご♪あ”-ご♪
迷惑・疲労は 口を開けて
あーろっ!
と大きなあくびを一つ
このように犬語を使うと
カンタンに自分の気持ちを
表現することができる。
大変便利である。
その便利さに味をしめた人間は
次第に楽な方へ楽な方へと
流されていく。
つまり
犬語が
止まらなくなる。
それに加えて
犬語の使用を制する者が
誰もいないため
我が家では
犬語で喜怒哀楽を表現するのが
常となってしまった。
「今日のお昼は喜多方ラーメンだよ!」
あ”-ご♪あ”-ご♪
(やったー\(^-^)/)
「あ、うっかり最後のアイスを
食べちゃった、ごめん!」
ウーッ!
(こらー!💢💢)
とまあ、こんな日常会話を
送っているのだが
うっかり人様に聞かれてしまったら
確実に気の狂った一家だと思われて
しまうだろう。
だが、犬語の良さは
簡単便利なだけではない。
他にもメリットがある。
それは
ケンカをしても
不思議と
険悪なムードにならない
ということである。
だから世の中にも流通すれば
良いのに、と思う。
さすれば
「今日、残業できるかい?」
と上司に尋ねられても
「ウーッ!!(ムリ!)」
「そうか、君がウーなら
他の人に頼んでみるよ。」
「あ”-ご♪あ”-ご♪
(あざーす!)」
となり、険悪なムードを
避けることができる。
平和のシンボル・・
それは犬語
犬語は世界を制す
・・・なーんてね。(笑)
それでは!
ご精読ありがとうございました。