「そうそう、私、バカなのよねぇ。」
まず、先に謝っておきます。
全国の長男長女の皆さん、すみません。
全員というわけではありませんので、ご了承ください。
というわけで、早速お話をスタートさせて頂きます。
ある日、
「長男長女にぼんくら多い
ってよく言うよね。」
という話を
4人姉妹の長女である母と
電話で話していたところ
母は憤るどころか
「そうそう、私、
長女だから
バカなのよねぇ。」
「人と話しているときに
自分ってバカだなぁ、って
思うときがあるのよねぇ。」
とアッサリ答えました。
ええー!?
母、凄し!!
自分がバカだということを
ちゃんと知っている!!
勿論、そんなことないよと
フォローしておきましたが
これぞ
無知の知!
ソクラテスの境地か!
何だかかっこいいな、と
思いました。
そして
自分と向き合い
自分らしく生きるって
素敵だな、と感じました。
さてさて、本当に怖いのは
無知の無知
であります。
自分が無知であることを
知らない人のことですね。
私の身近な人の中に
「自分の判断が
間違っている」
という事実に
向き合いたくないために
自分をだまそうとしている人の
甘言や命令を盲目的に信じて
奴隷のようになっている人がいます。
しかも
胃腸や頭痛という
ストレス反応がニョジツに
現れています。
心を誤魔化すことはできても
体は正直ですね。
そういう人は
自分と向き合うことができません。
また、忠告してくれる人に
逆ギレしてきます。
そうなると善人は
どんどん離れて行き
周囲に残るのは悪人のみ。
もはや悪人の命令にしか
従いません。
世の中には
もっと優しい人や
安心できる環境が
あることを
知らないまま
人を憎んで
世の中を恨んで
一生を終えることに
なるのでしょうね。
己を知ることは大切ですね。
だから私も母のように
自分自身と向き合う
実直な人間になりたいと
思いました。
おしまいです。
ご精読ありがとうございました。