ムリせず休み休み読んでね!アダルトチルドレンお勧めの書籍「子どもを生きれば おとなになれる」
こんにちは。あおもぐたんです。
なんと!アダルトチルドレン専門のサイコセラピストである西尾和美氏によると、日本の家庭の約80%は「機能不全家庭」だそうです。
ビックリですね!
ですが何となくわかります。
そこで今回は、アダルトチルドレン(機能不全家庭で育った人)の方にお勧めの書籍をご紹介させて頂きたいと思います。
その書籍のタイトルは
「子どもを生きれば おとなになれる
<インナーアダルト>の育て方」
クラウディア・ブラック 著
水澤都加佐 監訳
武田裕子 訳
です。この書籍は
1章 過去の痛みの正体を知る
2章 現在の痛みのサイクルに気づく
3章 自由への4つのステップ
4章 インナーアダルトを育てる
5章 秘密はいらない、役割はいらない
6章 新しい関係をつくる
の6部構成となっております。
私がこの書籍をお勧めする理由は、
「心の傷を最小限にしたのはいいが、今後どのような人間関係を築いていけば良いのか?」
というところまでフォローされているからです。
特にアダルトチルドレンは人との境界線が壊れているため、誰かれかまわず親しくなろうとして、しばしば相手を困惑させてしまいます。そして相手が自分に応えてくれないことで気落ちし、やがては誰とも親密な関係を築くことができなくなっていきます。
しかしおとな同士の人間関係には目的に応じて、次のようなレベルに分けることができます。そのことを理解しておけば、今後誰彼かまわず好かれようとしたり、落ち込んだりすることが少なくなると思ます。
<おとなの人間関係のレベル>
1.日常レベル あいさつ程度の関係 またはサービスを受けたり与えたりする関係
2・共同レベル 職場や社会的活動の仲間 目的を果たすことが優先 人は取り換えがきく
3.友情レベル お互いに支え合い、楽しむことが目的の関係 人が重要であって、なにをするのかは二の次
4.恋愛レベル 恋人同士の関係
5.長期的なきずなレベル 長期的なきずなを保つことに合意したカップルの関係
(参考文献「子どもを生きれば おとなになれる」クラウディア・ブラック書)
このような知識があれば、目的別により、適度な距離で健康的な人間関係を築くことができるようになります。
以下は、この書籍の監訳者 水澤都加佐氏によるまえがきの引用です。
子ども時代の痛みについて、あなたには何の責任もありません。子どもは自分が育つ環境を選ぶことはできないし、その中であなたは精一杯やってきたのです。
けれど今、その痛みをどうするかは、あなたにかかっています。
痛みを癒し、過去から抜け出すことを選択できるのです。そして新しい人間関係を育てていくことができます。
つまり、過去ではなく「現在」を生きることを決めるのは、あくまでも「自分」なのです!
自分で決断することがとても大切なのですね。(^^)
ところで、この書籍を読むにあたって、注意していただきたいことが2つあります!
まず1つ目は、タイトルにも書いてある通り、休み休み読み進めていくことです。なぜなら、読み進めていくうちに痛みと向き合うこととなり、次第に辛くなってしまう可能性があるからです。
ちなみに私は、数ページ読んでは2~3日休み、数ページ読んでは1週間休み、を繰り返していたら、全て読み終えるまでに3~4か月ほどかかりました。
中には付箋をたくさん貼って、同じ個所をいったりきたり繰り返し読んでいるうちに、1年以上もかかってしまった方もいます。
心の傷を癒すには時間がかかります。
どうぞ無理のないペースでお読みいただければよろしいかと思います。
2つ目です。
どんなトラウマでも、完全に消滅することはありません。
どんな治療を施しても、心の傷は多少は残るということを予めご了承ください。
ですが、苦しさ100%が、10~50%くらいに軽減しただけでも随分楽になるとは思いませんか?何もしないよりは、何かした方が絶対に良いと思います。
少しでもアダルトチルドレンの方のご参考になれば幸いです。
ご精読ありがとうございました。