子供のころ誰もがやったことあるシリーズ ⑤幼稚園のベチャベチャのり
こんにちは。あおもぐたんです。
皆さんは幼稚園のころ、工作のりを使用した後の、ベチャベチャした指の後始末に悩んだことはありませんか?
私は幼いころ、ベチャベチャしたのりの感触がとても気持悪くて
「どうやったらこのベチャベチャを早く取ることができるのだろうか」
と毎回頭を悩ませていました。
さっさと工作を済ませて、一刻も早く手を洗いに行きたいっ!!
うぉー!!(心の叫び)
しかし周囲には席を立って手を洗いにいく子は誰もいません。
一人だけ席を立って、手を洗いにいくわけにはいかないっ!!
うぉー!!(心の叫び)
みな黙々と工作を続けています。
手の汚れを気にするなんて、先生から子供らしくないって思われるかもしれない!!
うぉー!!(心の叫び)
幼いころの私には、早くも「ベチャベチャを気にする神経質さ」と「変な子だと思われないように体面を保つ姿勢」の両方が備わっていました。
「神経質」をとるか「体面」をとるか。
しかし、「神経質」を優先させると子供らしくないと思われてしまうし、「体面」を優先させるといつまでも不快が続く。
そのため、どちらも両立させる方法を、幼い頭を必死でフル回転させて考えていました。
そこで今回は、当時私が考えた「さらばベチャベチャよ!必殺!ベチャベチャ落とし大作戦」を3つご紹介させて頂きたいと思います。(汚くてすみません)
1.カス化・大作戦!
のりがボロボロのカスと化するまで、空中でひたすら(のり付きの)人差し指と親指を根気よくこすり続けます。そこで出来たボロボロのカスを1つにまとめると、おぞましいブニブニ・カス団子ができあがります。これは結構楽しかったのでよくやりました。
2.痒いフリ大作戦!
「あれ?急に痒くなっちゃった!」とばかりに掻くふりをして、何気なく袖や横腹に、のりをなすりつけます。工作時間は作業用スモックを着ているので大丈夫です。しかもなすりつけてもそれ程目立ちません。のりが半透明であることを利用した大作戦です。
3.机になすりつけ大作戦!
どんな環境でも「スキ」は必ず訪れます。
誰も見ていない「スキ」は必ず訪れます。
誰も見ていない一瞬のスキを狙って「よし!今だ!」と素早く机の上に、のりをなすりつけます。バレないためには、3回以内で完璧になすりつけるのがコツです。そして動作にも気を付けます。脇をしっかり閉めて、人差し指・中指・薬指の3本指をササッとスライドさせ、できるだけ自然な感じの振る舞いになるようにします。
そこで「突然リズムを刻みたくなった子供」みたいに見えればOKです。
しかし、同じテーブル席に積極的な子や目ざとい子がいる場合は、要注意です。なぜなら
「あ!あおもぐたんが机にのりをつけてる!汚~い!せんせ~」
と大声で言いつけられてしまうからです。くれぐれも周囲のメンバーをよく見極めてから行うようにしましょう。
明子ちゃん(後の生徒会長)やよしえちゃん(後の女ボス)がいるときは、絶対にやっちゃダメ。
もときくん(自転車屋のノンビリ一人息子)やゆかりちゃん(おっとり優しい子)がいるときなら大丈夫です。
大作戦は以上です。
私は本当に、しょうもない子供でしたね。(笑)
ところで皆さまは、「なぜ幼稚園ではベチャベチャのりを使用するのか」ということをご存知でしょうか?スティックのりの方が良いと思われませんか?
実はそれには正当な理由があるのです。それは、
ベチャベチャのりは「幼児が口に入れても安心な、とうもろこしデンプン100%で出来ているから」なのです。
なるほど、それで需要があったのですね。
恐れ入りました。
やはり安全第一ですね。
今更ですが、小さいお子様には、ベチャベチャのりが適していると思います。
ベチャベチャのりさん、嫌ってスミマセンでした。
ご精読ありがとうございました。