相貌失認がんばり隊

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国語 長文読解はロジックで解け!③物語文に感性や共感性は必要ない!(中学受験~大学受験まで)全5回

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こんにちは。あおもぐたんです。

冬が駆け足で近づいているようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

11月も下旬になり、受験生もおうちの方もご不安な日々を過ごされていることとお察し申し上げます。もう少しですからがんばってくださいね。

今回は「国語読解問題はロジックで解け!全5回」のうちの第3回目をご紹介させていただきたいと思います。

「国語 長文読解はロジックで解け!全5回」の内容は以下の通りです。

国語 長文読解はロジックで解け!全5回

①マンネリな問題パターンを知る!

②マンネリな問題形式を知る!

③物語文に共感性や感性は不要!

④物語文を解くポイント!

⑤論説文は接続詞で解く!

 

  今回は③物語文に共感性や感性は不要!のご紹介です
それでは早速行ってみたいと思います。

 ③物語文に共感性や感性は不要!

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一般的に「本が好きな子は国語が得意」とか「共感性や感性の高い子は国語が得意」などと言われておりますが、決してそんなことはありません。むしろ逆です。

これはきちんとノウハウを教える塾業界の国語講師の間では割と有名な話です。

ですが誤解のないように言っておきますが、「本好きな子や共感性・感性の高い子は国語ができない」と言うわけではありません。中にはそういった子の中でも国語が得意なお子様もいると思います。

つまり私が申し上げたいことは、

物語文だろうが論説文だろうが、読解問題はロジックで解くことが大切であって、本人の好みや性質は関係ない

ということです。

殆どのお子様が漠然と問題を解いていると思いますが、それだけでは高得点には繋がりません。仮に高得点が取れたとしても、問題のジャンルによってはその後の点数にばらつきが見られたり、それ以降の伸びしろが止まってしまったりします。要するに安定感が見られないのです。

国語も算数や数学と同じく、ノウハウや解き方というものがあり、それに伴って練習する必要があるのです。

中学受験の場合は日能研R4や四谷大塚で65以上、大学受験の場合は河合塾で70以上の偏差値をとる子は殆どロジックで解いています。どうして自分がその答えを選んだのか、はっきりとした理由を述べることができます。

それでは一体どうしたらいいの?と思われるかもしれませんが、物語文を解くポイントに関しましては、次回の記事できちんとご紹介いたしますのでもうしばらくお待ちください。

一旦話を元に戻します。

それではなぜ読解問題を解くときに、感性や共感性が不要なのでしょうか。

その答えは簡単です。

読解問題というものは、あくまでも書かれている内容が理解できているかどうかを問われているのであって、本人の感性や共感性を問われているわけではないから、なのです。

問題を解くときに、作者の意図を無視してはいけないのです。

分かりやすいように極端な例を挙げておきます。

田舎育ちの主人公のB男は、ボス格ですが、決して威張っているわけではなく大らかな性格だったため、みんなが自然と集まってくるような存在でした。ところが、父親の仕事の都合で都会の学校へ転校することになりました。転校後、なかなか友達ができない①B男は学校が終わると毎日ひとりでゲームセンターへ向かいました。

 

「下線部①、このときのB男の気持ちを答えなさい。」という問題があったとします。
正解はどれだと思いますか?

1.寂しいので、田舎の友達に会いたいと思う気持ち
2.寂しいが、田舎の友達に会いたいとは思っていない
3.特に寂しいわけではないが、田舎の友達に会いたいと思う気持ち
4.特に寂しいわけでもなく、田舎の友達に会いたいとも思っていない
5.明日は一人でカラオケに行ってみようと思う気持ち


恐らく1か2を選ぶお子様が多いと思ますが、正解は4です。

1か2を選ぶお子様は、恐らく「友達がいないのは寂しいにちがいない。自分だったら寂しいな」と考えてしまうからではないでしょうか。

ですが、その「~にちがいない」や「自分だったら」が曲者なのです。

物語文を解くときに一般論や「自分だったら」と考えるのは厳禁です。

なぜなら、もう一度物語文を見てみてください。

 

田舎育ちの主人公のB男は、友達が多くボス格ですが、決して威張っているわけではなく大らかな性格だったため、みんなが自然と集まってくるような存在でした。ところが、父親の仕事の都合で都会の学校へ転校することになりました。転校後、なかなか友達ができない①B男は学校が終わると毎日ひとりでゲームセンターへ向かいました

 お分かりでしょうか?緑の文字にヒントがあります。

友達が多くボス格、威張っていない、大らかな性格、みんなが自然と集まって来る、転校早々毎日ひとりで都会のゲームセンターへ向かう

これらのキーワードを総じると、

B男の性格は、大らかでくよくよするタイプではなく、プライドも高くない、自分の好きなように自由に振る舞う一匹狼的な性格をしていることがわかります。田舎では、そんな彼に魅力を感じた人々が自然に集まって来たのでしょう。でもB男は自分から進んで友達のところへ行くタイプではありません。恐らくB男は、過去に囚われず現実を自然に受け入れるタイプだということがわかります。

従って正解は4になります。

子供というものは、本来は自分本位の生き物です。
すぐ自分は~と考えてしまうのは自然なことなのですが、

国語 長文読解に必要なのは個人の共感性や感性ではなく、あくまでも客観性なのです。

つまり感性を育む場合や、自らが好んで読む場合ならば、自由に好きなよう読んでも構わないのですが、読解問題として読む場合は、また話は別です。

高得点を取るためには自分の気持ちを優先させずに、最後まで客観的に読み進められるかどうかがカギになってきます。

しかしそのことを知らずにいては、いつまでも客観的に読むことができません。

つまり客観性を持って読めるようになるためには、誰かが指導し、そして子供はそれなりの訓練を積む必要があるのです。

しかも、客観性を持って読めるようになるということは、読解問題が解けるようになるというメリットの他に、もう一つ子供の成長に欠かせない大切なメリットがあります。

それは、客観性があるということは、相手と自分は別の人間である、相手と自分は考え方がちがう、いろんな環境の人がいる、相手の立場になって考えるという他者理解に繋がっていく、ということです。

言換えると、客観性というものは、偏見や差別に捕らわれることなく、他者を尊重する人間へと成長していく大切な役割を担っているのです。

決して無駄なことではないのです。

次回は、④物語文を解くポイント!のご紹介になります。

ご精読ありがとうございました。

 
国語 長文読解はロジックで解け!①②の記事はこちらです。
併せてご覧くださいませ。

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