国語 長文読解はロジックで解け!①マンネリな問題パターンを知る!(中学受験~大学受験まで)全5回
こんにちは。あおもぐたんです。
11月も下旬になり、受験生がいらっしゃるご家庭では、何となく落ち着かない日々を過ごされているのではないでしょうか?
(関係のない方はスミマセン。)
そこで今回は国語 長文読解の攻略方法「国語 長文読解はロジックで解け!」について、5回に分けてご紹介させていただきたいと思います。
国語 長文読解はロジックで解け!全5回
①マンネリな問題パターンを知る!②マンネリな問題形式を知る!
③物語文に共感性や感性は不要!
④物語文を解くポイント!
⑤論説文は接続詞で解く!
今回は①問題パターンを知る!のご紹介です。
①問題パターンを知る!
実は長文読解問題にはある決まったパターンがあります。
問題のパターンを知ることにより、
「次は何を問われるんだろう」と不安にかられることが無くなります。
何を問われるのかあらかじめわかっていたら、安心ですよね。
問題パターンは、ほぼ4つです。
問われる問題は、次の4パターンのうちのいずれかになると思いますので、覚えておきましょう。
1.説明(意味)
「~とはどういうことですか」「~とはどういう意味ですか」「~について説明しなさい」というパターンです。テーマ文の内容や言葉の意味を把握しているかどうかが問われます。
記述で答えるときは必ず「~ということ」「~という意味」で終わるように気を付けてください。ここのところができなくて減点される子が結構います。
高度な問題になると、言葉のもつ本来の意味ではなく、「文中でどのような意味として扱われているか」ということがポイントになります。
テーマ文の内容をしっかり押さえておくことが大切です。
2.理由(原因)
「なぜ~した(なの)ですか」「原因は何ですか」というパターンです。
こちらも記述で答えるときは必ず「~だから」「~のため」で終わるようにしてください。
3.気持ち
「どんな気持ちでしたか」「どのように思っていたのですか」というパターンです。
物語文では100%出題される問題です。
主人公の気持ちが問われるパターンが多いのですが、周囲の人のパターンもあります。
4.「別の言葉での言い換える(表現する)」
これは中学受験で多いのですが、「同じ意味だけど、別の言い方で何と言っていますか(表現していますか)」というパターンです。
少し専門的な話になるのですが、正解の組み合わせには
A.抽象と具体
B.日本語と外来語(英語)
C.和語と漢語(訓読みと音読み)
D.直喩と暗喩
の4パターンがあります。
これだけだと分かりにくいので、「同じ意味だけど別の言葉で言い換える(表現している)」簡単な例を挙げておきます。
Aの「具体と抽象」の場合は
抽象 ⇒ 何か消化の良い物を食べたい
具体 ⇒ うどんやおかゆを食べたい
Bの「日本語と外来語」の場合は
日本語 ⇒ 想像
外来語 ⇒ イマジネーション
Cの「和語と漢語」の場合は
和語 ⇒ 山に登る
漢語 ⇒ 登山
Dの「直喩と暗喩」の場合は
直喩 ⇒ 熱がある
暗喩 ⇒ 体の中からマグマが噴火したような感じがする
大体はこの4パターンの中から出題されると思います。
その他(知識のみを問われる)
その他は問題パターンというよりも、漢字・語句・文法などの知識のみを問われる問題です。
配点はそれほど高くないのですが、知っていれば簡単に得点できるところなので、とりこぼしのないようにしたいものですね。
あとがき
国語 長文読解の問題パターンは、ほぼ4つです。
1.説明や意味
2.理由・原因
3.気持ち
4.「別の言葉での言い換え(表現)」
その他に、漢字や文法などの知識のみを問われる問題があります。
読解問題を目にしたとき、一見さまざまな種類の問題があの手この手で出題されているように見えるのですが、実際にはほぼ4パターンしかありません。
問題作成サイドからしたら、受験者がテーマ文を把握しているかどうかを知るためには、この4パターンで問題を作成するしかないのです。
そう思ったら、ほら。
読解問題なんて、何十年も前から似たような問題ばかりなので、恐れることはありません。
このようなことを知っておくと、各学校の出題傾向も見えてきます。
「ああ、いつものパターンね。」
と思ったら、あとはテーマ文に集中するのみです。
受験生の親子のみなさん、あともう少しです。
応援していますので、がんばってくださいね。
少しでも国語 長文読解が苦手なお子さんのご参考にしていただければ幸いです。
次回は ②マンネリな問題形式を知る!です。
ご精読ありがとうございました。