子供の頃だれもがやったことあるシリーズ ①難攻不落なお菓子
こんにちは。あおもぐたんです。
今回は「(恐らく)子供の頃だれもがやったことあるシリーズ①」をご紹介させて頂きたいと思います。
私は子供のころ、ビスコのクリーム部分を歯でゴリゴリこそげ落として先に食べ、後でビスケット部分だけを食べるという変なクセがありました。
クリームを全て取り除いた後のビスケットを見ると、キレイになって良かったね、私がキレイにしてあげたんだよ、とまるで汚れていた子猫をキレイに洗ってあげたかのような、ビスコ側からしたらはた迷惑な達成感を感じたものです。
ですが、そのような食べ方に喜びを感じていた私は、
ポッキーのチョコを舐めて先に食べ、
(汚くてスミマセン)、
きのこの山のチョコをポコッと外して先に食べ、
オレオのクリームをゴリゴリこそげ落として先に食べ、
マーブルチョコのコーティングを歯ではがして先に食べ、
エンゼルパイを上下に分解してマシュマロを先に食べる
という、お菓子メーカーからしたら苦労を台無しにされるような食べ方が大好きな子供でした。
ですがそんなある日、ついに私に強敵が現れました。
強敵よ。汝の名は「トッポ」。
トッポだけは、先にチョコを食べることができません。
別食いをさせるか!とばかりに、ビスケットがチョコ棒を守るようにしてガッチリと周囲を固めています。
どんな技術を駆使しても、チョコを先に食べることは絶対にできません!
それじゃあ先にビスケットを食べてやれ、と思うのですが、そうするとチョコを完全な棒の形に残すことができません。
何度挑戦しても失敗してしまいます。
「チョコとビスケットを一緒に食べなさいっ!」
これは、私のような食べ方をする子供を懲らしめるための、お菓子メーカーからの挑戦だと受け取りました。
トッポは、この世で最も難易度の高い、難攻不落なお菓子なのです。
昭和、平成、令和となった今でも私はトッポを攻略することができずにいます。
悔しいですが、完全にお菓子メーカーの勝利です。
ですがアラフォーになった今なお、トッポを見かけるたびに、子供のころの私がひょこり顔を現します。
「もう一回トライしてみようかな。」
何十年経っても私をそんな気にさせるトッポというお菓子は、この世で最もスゴイお菓子なのです。
ご精読ありがとうございました。