動物への愛を叫ぶ!どのようにしてパニック障害の広場恐怖症を克服したのか?
こんにちは。あおもぐたんです。
広場恐怖症で電車に乗れず不登校になっていたうちの子ソボは、数か月前に広場恐怖症を克服することができ、現在は学校へ通えるようになりました。
ソボがどのようにして広場恐怖症を克服したかと申しますと、それはズバリ
「どうしても行きたい場所をみつけたから」に他なりません。
言い換えると、「不安や恥」といったマイナスの感情より、「~したい」というプラスの感情を優先させたからに他なりません。
それでは実際にどのような経緯を辿ったのか、具体的にご紹介させていただきたいと思います。
(ぽん丸さんによる写真ACからの写真)
話は広場恐怖症を克服する1か月前にさかのぼります。
ある日、ソボはネットであるものを見つけてしまいました。
それは「ある動物のカフェ」です。
昔からその動物が大好きだったソボは、どうしてもそのカフェに行きたくてたまらなくなりました。しかも学校の近くにあるではありませんか。
ですが、そこに行くためには電車で1時間以上もかかります。電車に乗ることを避けることはどうしてもできません。「不安」と「動物に会いたい」という気持ちの葛藤が始まりました。
そして数日が経過した後、ついに「会いたい」の気持ちの方が勝りました。
そしてついにソボは決心をしました。
電車に乗る練習をすることを!!
ならば私も協力しようではないかと、ソボを安心させるために、下記の紙を渡しました。
そしてそれを1日1回以上読むように伝えました。
私か主人が必ず助けに行くから大丈夫
駅員さんや通りすがりの人も助けてくれるから大丈夫
絶対に死ぬことはないから大丈夫
倒れるのは恥ではなく仕方のないことである
動物さんが待っている!!(動物の絵)
始めの1週間は1~2日置きに、最初は10分だけ、次は20分だけというように時間を決めて乗車したらすぐにUターンして戻る、という練習からスタートしました。
私は初回だけ付き添いました。(2回目以降はソボが一人で行きたいと言ったため)
2週間目になるとやはり1~2日置きに、電車で20分ほどかかる大きな駅まで行き、ゲーセンや買い物や銀行など用事を1つだけ済まして帰る、というミッションを与えました。
3週間目からは、自分の様子を見ながら自分で行動範囲を決めるように伝えて見送りました。
そして1か月後、ついに「今動物カフェにいます」というラインと共に、その動物を抱っこして喜色満面の笑みを浮かべたソボの写真が送られてくるようになりました。
広場恐怖症、克服です。
動物さんに会いたい!
この気持ちだけでまさか克服できるとは。
う~む。
動物さんの魅力って大したものです。
やはり人は受動的に動くよりも能動的に動いた方が良いみたいですね。
「カワイイ!大好き!おもしろい!」と思うパワーは絶大なのですね。
映画などでよく「愛の力は偉大だ」というけれど、これも愛の力なのでしょうか??
(チョコラテさんにより写真ACからの写真)
もし広場恐怖症で苦しんでおられる方がいらっしゃったら、動物でも芸術でもスポーツでもスイーツでも何でも良いと思います。
「大好き」な気持ちは、「不安や恥」より大きなパワーがあります。
自分が大好きなことや行きたい場所を見つけてみてはいかがでしょうか?
少しでも回復への可能性が広がることをお祈りいたします。
今日もご精読ありがとうございました。