シュールで笑える数学ワールド ②中学校
こんにちは。あおもぐたんです。
今回は「シュールで笑える数学ワールド ②中学生」をご紹介させて頂きたいと思います。
中学生になると、いきなり数学専門用語がバンバン出てきます。
また「~を求めよ」「~せよ」という問題文が多くなり、いきなりぶっきらぼうな命令口調に戸惑いを感じる生徒も多いのではないでしょうか。
問題内容も難しくなり言葉遣いもぶっきらぼうになるなんて、子供たちがかわいそうです。
大したこと言っていないのだから、もっと明るく優しい言葉で伝えればいいのに、といつも思っていました。
さて今回も前回の「①小学生バージョン」に引き続き、個性的な人たちが登場します。
それでは早速ご紹介させていただきたいと思います。
- ①なぜか勝手に動く点P
- ②どうしても!折り紙で60度を作りたい人
- ③むだに蛇口が多い家
- ④のりを付けてひたすら紙テープをつなげる人
- ⑤平均点から山田君の点数を探ろうとする人々
- ⑥赤いボールや白いボールを袋から出したり戻したりする人
- あとがき
①なぜか勝手に動く点P
縦の長さが6cm、横の長さが10cmの長方形ABCDがあります。
点Pは、毎秒2cmの速さで点Aを出発し、B・Cを通ってDまで移動します。
いつも思うのですが、一体どういう仕掛けで動いているのでしょうか?
あちこち行かずに直線の上だけを素直に移動する点P。
いい子だな、点Pって。
②どうしても!折り紙で60度を作りたい人
1枚の折り紙を使って、60度の角度を作りたい。
どのように折ればよいか考えなさい。
失礼な人ですね。
いきなり「作りたい」と言っておきながら、その直後に
「考えなさい」
って人に命令するのは、どうかと思います。
③むだに蛇口が多い家
蛇口Aだけを使うと5分で水がいっぱいになり、蛇口Bだけを使うとと10分で水がいっぱいになり、蛇口Cだけを使うと30分で水がいっぱいになる水槽があります。
蛇口ABCを同時に使うと・・・・。
蛇口は1つでいい。うん。
④のりを付けてひたすら紙テープをつなげる人
横の長さが10cmの紙テープがあります。この紙テープに2cmの「のりしろ」をつくって繋ぎあわせていきます。
どうした?なにがあった?
ストレス解消か?
⑤平均点から山田君の点数を探ろうとする人々
山田君、岸田君、田中君、桜田君、吉田君の数学のテストの平均点は 68 点でした。
山田君と岸田君の点数は同じで、田中君の点数は岸田君より 20 点高く、桜田君と吉田君の平均点は 55 点です。
山田君の点数は何点ですか。
あの・・・。
山田君の点数を探ろうとするのやめてあげてください。
山田くんがかわいそうです。
それより桜田君と吉田君の平均点(55点)が低い方が気になります。
⑥赤いボールや白いボールを袋から出したり戻したりする人
袋の中に赤いボールと白いボールが3こずつ入っています。
❶袋からボールを2個取り出し、また袋に戻してを6回繰り返します・・・・。
何が楽しいかは人によってちがっていいと思うんです。
「みんなちがって、みんないい。」
金子みすゞさんの詩を思い出しました。
(参考文献:「私と小鳥と鈴と」)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
私はいつも出題者の苦労も知らず、算数や数学の問題にツッコミをいれながら問題を解いていました。
そんな私は自分でも相当ひねくれていると思います。
ですがよく読むと、数学の問題にはシュールな内容がとても多いのです。
実際に問題文を読まないがために「数学ってよくわかんな~い」というお子さんが非常に多いのが現実です。
だから「文章題キラ~イ」というお子さんは、そんなこと言わずにじっくり問題を読んでみてください。楽しくなるかもしれませんよ。
また機会があったらご紹介させて頂こうかと思います。
今回もご精読ありがとうございました。