相貌失認がんばり隊

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相貌失認の矯正方法 初めて母の顔が認識できた日 

17歳の秋、生まれて初めてソボは、私の顔を認識することができました。その日は私もソボも生涯忘れることができない一日となりました。

それまでのソボは家族写真を見ても
「この人、私のお母さんって人なんだ。私ってこんな顔してるんだ。」
といつも腑に落ちない様子でした。

昨日、ソボが相貌失認だと確信した私は、カラー偏光レンズで矯正できるかもしれないことを知り、早速いつもお世話になっているメガネ屋さんへ行くことにしました。

店長さんに事情を話すと、店長さんは相貌失認をご存知でした。さすがメガネ屋さんです。専門用語で「***」というんですよ、とおっしゃっていました。ですが私は、矯正できるかもしれないという興奮で心ここにあらずだったために、その言葉をうっかり聞き流してしまいました。店長さん、すみません。

ところが店長さんは相貌失認の症状はご存知でしたが、カラー偏光レンズで矯正できることまではご存知なかったようです。今度、本部へ報告しておきますね、とおっしゃって偏光レンズコーナーへ案内して下さいました。

そこでソボは様々な種類のレンズを一つ一つ試していきました。
するとある1つのレンズを試した瞬間、ソボの顔色がみるみる輝いていきました。

「マンションが高い!つながっている!」
「お母さんの顔がわかる!」
「葉っぱじゃなくて木だ!」
「パッと周りが見える!」
「もりもりしてる!」
(↑立体的と言いたかった)

ソボの感動と興奮はいつまでたっても収まらず、込み上げてくるものをこらえ切れなくなり、とうとう大号泣してしまいました。

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ソボに適合するレンズが見つかったのです!相貌失認が矯正された瞬間でした。


「お母さんの顔がわかる!」と言われたときは、さすがに私もウルウルしてしまいました。このときのソボの高揚した顔を、一生私は忘れることはできないでしょう。
奇跡が起こったのだと思いました。


このような経緯で、ソボの17年間に渡る大混乱の相貌失認生活は、あっけなく幕を閉じました。現在は日常的に矯正メガネを着用して生活しています。

そこで早速ですが、下記にて、ソボに適合したレンズをご紹介させて頂きたいと思います。どうぞご参考ください。

 
尚、これからご紹介するレンズは、あくまでもソボ本人に適合したレンズです。同じ相貌失認でも症状の程度によって、人それぞれ適合するレンズが異なります。

ご検討されている方は、あらゆるカラー偏光レンズを試されることをオススメ致します。また全ての相貌失認の方が矯正できるとは限りませんので、あらかじめご了承ください。

すでに近視用メガネを着用されている方は、近視用メガネの上からカラー偏光レンズをお試し下さい。


<ソボが矯正できたカラー偏光レンズ>

 

 1.コダック製偏光レンズ ゴルフアイ

注意)2015年当時のレンズです。現在は名称や種類が変更されている可能性があります。

緑色のゴルフ用のカラー偏光レンズです。コントラスト(立体)が最も強化されたタイプです。相貌失認の人は、奥行きが認識できません。だからコントラスト強化レンズが適合したのだと思います。納得です。

こちらのレンズは、度付きでも注文することができます。ソボは乱視と近視用が入ったレンズを作って頂きました。ただし特殊加工のため、仕上がりには2週間前後かかります。

 そしてついに2週間が経過し、できあがったメガネがこちらです。

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グリーンレンズに合うフレームが分からなかったため、最初はフレームなしタイプにしてみました。このレンズは1年ほど使用しました。

 2.タレックス製 偏光レンズ

コダック製の偏光レンズも快適だったのですが、もう少し他の色はないかと探したところ、タレックスというメーカーを見つけました。

今回は単刀直入に、
「タレックス偏光レンズの中でコントラスト(立体)が強化されているレンズを見せてください!」と最初からお願して見せて頂きました。すると

コントラスト シーイング シリーズ

というシリーズのレンズを紹介して頂きました。このシリーズはその名の通り、コントラスト強化に特化したシリーズです。数種類あるのですが、カラーやコントラストの度合いがそれぞれ異なります。その中でソボに適合したレンズは

ラスターオレンジ

というレンズでした。
ソボはこちらのレンズの方が、やや見え方の幅が広がるということで、現在はこちらのレンズを使用しています。こちらも度付きでも注文できます。

そして2週間後、出来上がったメガネがこちらです。
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ラスターオレンジとはいえ、実物はブラウンにしか見えません。試される方は実際にメガネ屋さんで色合いをご確認ください。

 まとめ

17歳の秋、相貌失認だったソボは「カラー偏光レンズ」を用いることで、初めて私の顔を認識することができました。今まで見えていた風景がガラリと変わったことで、ソボの人生もガラリと変わりました。

そして「カラー偏光レンズ」で矯正された事実により、やはりソボは相貌失認だったのだとの確信を強めることができました。

 

なぜ「カラー偏光レンズ」で相貌失認が矯正できるのかについては、今のところ詳細は不明です。

ですがもし相貌失認でお悩みの方、或いは知人やご家族に相貌失認の人がいらっしゃる方は、ぜひ「カラー偏光レンズ」をお試しください。全ての相貌失認の方に適合するレンズが見つかるとは限りませんが、何もしないでいるよりは、一度でも試された方が良いかと思います。

最後に注意です!!
カラー偏光レンズをご検討の方は、必ずメガネ屋さんで様々なレンズを試してみて、自分に適合するレンズを見つけてからご購入くださるようにしてください。宜しくお願い致します。

ご精読ありがとうございました。